「令和元年度愛媛県小・中学校初任者研修(第⑧回教育事務所研修)」(1月23日)

2020年2月4日 18時36分

1月23日(木)に南予地方局において、「令和元年度愛媛県小・中学校初任者研修第8回教育事務所研修」を行いました。

<所長講話>

 所長講話では、「感化力」「子どもは教師の鑑である」というお言葉をいただきました。また、児童生徒に美しい後ろ姿を見せること、人間的魅力を備えること、謙虚に学び続けること、これから先の社会を生きていく子どもたちを育てるために学校も変化していかなければならないこと等、今後の教員人生の標となるお話をしていただきました。受講者たちは、自分自身が生きた教材となれるよう、自己研鑽に向けて気を引き締めることができました。

<フォローアップ研修(2年目)課題研究発表会>

 フォローアップ研修(2年目)の受講者10名の課題研究発表を聴講しました。研究発表では、それぞれの課題に対して仮説を立て、創意工夫ある実践をされていることを知り、初任者は、1年先輩の先生方から多くのことを学んだようです。明日以降に取り組んでみたい実践を見付けた先生や、来年度の自身の課題研究の見通しを立てることができた先生もいました。

<教育指導課長講話>

 8回における教育事務所研修での成長ぶりを嘉賞していただきながらも、ある歌詞を引用され、「本当に大事なものは隠れて見えない。先生方には、目に見えにくい子どもたちの力を見抜いてほしい。」とメッセージを送っていただきました。受講者たちは、本研修最後の講話を真剣な面持ちで拝聴し、今一度初心に戻って自身の志を再認識することができました。

<受講者の所感(抜粋)より>

 今日は、フォローアップ研修(2年目)の課題研究発表会に参加した。先輩の先生方が様々な方法を用いて研究されており、自分の実践に活かしていきたいと思った。また、研究する際に、児童の実態を丁寧に把握されていた。日々の授業、学級づくりのときに、しっかりと児童を見取り、つなげていくことが大切だと思った。兵頭所長の講話では、「感化力」についてのお話があった。教師として子どもの手本であり、感化し続けられる人でありたいと思った。

 フォローアップ研修(2年目)の先生方の研究発表を聞き、改めて自分自身の学級経営や授業を振り返り、もっと頑張っていきたいと感じることができた。また、先輩方の研究発表を聞く中で、来年度、私自身がどのような研究を行っていきたいか考えることができた。三好教育指導課長がおっしゃった「道徳は、子どもが自分の生き方を考える時間」という言葉が印象に残った。子どもが自分たちで考え、伝え合える授業を実践できるようにしていきたい。

 先輩方の課題研究発表を拝聴させていただいて、来年度へ向けてのイメージを持つことができた。この1年間の教育活動や授業を鑑みて研究テーマを考え、研究に励んでいきたい。全8回にわたる教育事務所研修を経て初めて、“教師”が未来を担う子どもたちに大きな影響を与えることを知り、今以上に子どもたちのことを考えて教育活動を行わなければならないと感じた。また、私自身、いつまでも初心を忘れることなく、今後も尽力していきたい。

 本日は、フォローアップ研修(2年目)に参加させていただいた。2年目の先生方が、各校の教育目標や学級の状況をもとに課題を設定し、研究を行っていた。目の前にいる生徒の成長のため、自分自身の教員としてのスキルアップのために今からしっかりと課題を見付けて、研究の準備をしておきたい。初任者研修は一段落つくが、教員としての力はまだまだ十分ではない。先輩教員から多くのことを吸収し、様々な研修会、研究会を通して実践力を付けていきたい。そして、1日でも早く生徒や保護者の方に信頼され、頼られる教師になりたい。

 フォローアップ研修(2年目)の先生方の発表を聞いて、生徒の意欲・関心が高まったり成長が見られたりするような授業をするためには、入念な準備と研究が必要だということが分かった。どの先生方も興味深く参考になるような授業を実践されており、自分の専門分野でなくても取り入れたい、取り入れられると思うようなものがたくさんあった。私も先生方のように生徒を成長させられる授業ができるように、日々研究し、準備をしていきたい。自分が目指す生徒像をしっかり持ち、頑張りたい。

 

 本日を持って全研修を終え、30名の受講者全員が「令和元年度愛媛県小・中学校初任者研修」を修了することができました。この期間、勤務校の校長を始め、初任者指導教員・校内指導教員、校内教職員の諸先生方には、様々な場面で初任者を支えていただき、心より感謝申し上げます。今後も、引き続き御指導いただきますようお願いいたします。